経営戦略とビジネスモデル
高品質,高付加価値と聞く度,私は失望する - 日経エレクトロニクス - Tech-On! はてブ
- 自社の戦略・戦術の説明に,高単価あるいは販売量といった明瞭な単語ではなく,高品質あるいは高付加価値といった曖昧な単語ばかりを,使っているようでは,先行きは厳しいのではないか。
- 結局のところ,高品質・高付加価値というなにやら良さそうな単語を使いながら「安くていい物」を生み出す競争から逃避しているのではないか。
「失望する」というのはあまりに大げさな気がするが、この記事は注目されるべき。
ごく単純な経営戦略モデルの分析をやってみる。
「高付加価値」の追求は、言ってみれば「差別化戦略」である。「差別化戦略」は、一般にニッチャー向けビジネスなわけだ。
差別化戦略とは グロービス・マネジメント・スクールを見れば、大衆向けではないビジネスモデルということがわかる。
このビジネスモデルを抱えたまま新興国市場で競争するというのは、確かに厳しいだろう。なぜなら、新興国市場で最も重要な顧客は一般大衆だからだ。