今日の「クビ!」

あるふぁぎーく

dankogai

 「2009年はトレンドを追うな」――小飼弾氏が講演 − @IT
2009年は「晴耕:雨読=20%:80%」

  • 今年からは、すべてのエンジニアが20%の時間で自分が必要だと思うサラリーを稼げるようにしなければならない、と主張した。
  • この主張の元となる考え方として小飼氏は「晴耕雨読」というキーワードを提示。「昨年までは景気が良かったから、目先のもうけを追う『晴耕』だった。今年からは、不況なのだから、もうけを一度忘れて『雨読』の時間を増やそう」と語り、これを前述の20%ルールに当てはめ、「晴耕:雨読=20%:80%」の比率が今年からは重要であると説いた。

 比率はどうだかわからんけど、まあ趣旨は大体分かる。
 ところで、技術力より人間力(笑)とか言ってる会社ほど取り違えてるのが「付加価値」の意味だと思う。

 (関連) 2009-02-08 - こら!たまには研究しろ!! 自己責任論批判の作法と戦略

  • 努力には二つのタイプがある.ひとつは生産性の上昇そして会社の利益上昇に結びつく努力(これを「効率努力」と呼びましょう).もうひとつは上司・同僚に気に入られる努力(以下「関係努力」).
  • この関係努力は困ったことに経済全体の生産性向上には全然役に立ちません.(中略)長期的な経済成長の停滞という大きな禍根を将来に残すことになります.
  • 自己責任論者が好む「努力」という言葉には二種類あり,現在のような状況では「社会全体にとっては無駄(だが本人にとっては死活問題の)」努力が優先される.これは社会全体にとって非常に大きな損失だ.

 昨日のクリップから再度引っ張ってくるわけだが、人間力(笑)の正体はおおかたそんなもの。
 もちろん、この能力は営業にとっては非常に「使える」スキル。えてして営業やってるヤツは技術者より声がデカいだけに、彼らのコアコンピタンスwによって技術者のリソースが侵食されていくわけだ。

 「2009年はトレンドを追うな」――小飼弾氏が講演 − @IT
不況は、古きを学ぶ絶好のチャンス

  • 「新しく学ぶに当たって、新しいものを学ぶ必要はない」
  • 特に、景気が悪いときは「古くから生き残っている考え方やコンセプトを学ぶのに最適な時期」
  • 不況期はそこまで忙しくないため、「好況期には学べなかった根源的、基礎的な技術や考え方を学ぶ絶好のチャンス」
  • 「不況はトレンドを追っていたら学べないものを学ぶチャンスである」とし、トレンドを追うことを否定した。

エンジニアとはトランプのジョーカーである

  • 「もしあなたが今日、失業したら、どうしますか? 何を学びますか?」
  • 「みんな、自分がクビになったときのことを考えていない」
  • なぜクビにならないといい切れるのか。いまの日本の状況なら、自分はクビにならないと思っている方がおかしい」
  • 「こうしたことを考えられるのも、不況ならでは。好況のときは考えられない」

 じっさい、クビになってから「雨読」できるヤツがいたとしたら、そいつはスーパーエリートNEETとなることを宿命付けられてるってことだろw

ミンス

画餅

 「民主に賛成の官僚以外クビ」鳩山氏、政権奪取後の構想 政治 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
幹部公務員の政治任用制の拡大は民主党の基本政策の一つで、2007年参院選公約にも盛り込まれている。03年に当時の菅代表がまとめた政権構造改革案では「各省庁の局長級以上で新内閣の基本方針に賛同しない官僚には辞表を求める」と明記している。

 日ごろミンスといえば、官僚は与党にばっかり情報を流していて、野党からの問い合わせをスルーしてるニダ、とか言ってるよなぁ。
 それがホントかどうか知らんけど、こりゃあ嫌われて情報を隠されても仕方がない。だって、ミンスに政権取られたら自分たちの首が危ないってことなんだぜ?
 そういや、最近の政治屋は、ググレカスで終わりそうなこともわざわざ役人に問い合わせて、資料にまとめろとか言って官僚を使い走りにしてるって話を聞く。だから、上のほうは渡りだの何だので相当オイシイ思いをしてるが、末端の職員は毎晩タクシー帰りだって。
 そうそう、例の居酒屋タクシー問題とやらのときに出てきた話だったっけか。
 タクシーのおじさんが、深夜残業の帰りに一本ビールをサービスしてくれるとか、そういうのを捕まえて「役人とタクシー業者の癒着ニダ」とかやっちゃうのが日本のマスゴミのレベルなんだなぁ。

 (関連)【主張】居酒屋タクシー 公務員に常識はないのか - MSN産経ニュース (はてなブックマーク)
一度、上客をつかまえると、次回からその役人の呼び出しを受けられるように携帯電話番号入りの名刺を渡す。役人もチケット支払いだから高額な運賃を気にせずタクシーを使う。
しかし、公務員が特定の運転手と癒着することになり、行き過ぎると、汚職の温床にもなる。
職員数、回数ともに財務省が圧倒的に多く、現金を受け取っていたのも財務省の職員だった。それだけ財務省は忙しく残業の多い役所なのだろうが、仕事を能率良く片づけ、連夜のタクシー帰りを少しでも減らす努力が必要だ。経費節減にもなるし、職員の健康維持にも役立つ。

自己責任と自己決定

 「自己責任」は充分な選択肢を前提としている - 狐の王国
イラク戦争の時も旅行者が戦地に赴いたりしてたら「自己責任」と言われたものだが、自分が暮らしてた土地が戦地になった人に「自己責任」という言葉を投げる人はいないだろう。それは選択肢の問題だ。

 私が持ってた違和感がこれ。
 昨今のハケン叩きと、イラクでの拉致事件のときに起こった自己責任論は質が異なると思うんだ。

 「自己責任」は充分な選択肢を前提としている - 狐の王国
カードの半分がババのトランプでババ抜きしてるような社会でどんな選択肢があるというのか、俺もぜひ知りたいところだ。