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若手の人材育成

 はてなブックマーク - 人を育てない組織は必ず復讐される:日経ビジネスオンライン

 人を育てない組織は必ず復讐される:日経ビジネスオンライン
 そうですね。会社ということでは、僕のような会社と契約している外部スタッフから見ても――外部スタッフだからなのかな――思うことがあるんです。
―― と言いますと。
 「最近、会社の若い子が育っていないな、どうも外部の人間にまかせておけばいいと考えているんじゃないか」と思うことがあるんです。特に、大きな会社で。
 大きな会社では、社内の人間が該当部門の仕事を把握していないにもかかわらず、なんとか回っていってしまう、というケースがあります。それは、外部の人が人知れずフォローをしてしまうから。
 お互いに助け合うということであれば、会社同士でも、個人と会社間でも、関係として正しいと思うんですけれども、もし社内の人材が育っていないために外部の人にフォローをしてもらっていて、会社側がそのことを自覚してなかったとしたら……。自覚してないことは問題でしょうという。
―― 「若い人が育ってくるのを待つよりも、外から能力を買ってしまえばいい」。今はあらゆる企業で、そうした例が見受けられます。下の世代を育てない……考えてみれば、その方が手間もかからず「楽」ではありますよね。
 でも、それは会社としては大きな損失をしているんですよね。社内の人間が把握していないと、何かあったときに対応不可能でしょう。そういう意味では、会社の在り方も、「無責任」になっているなと思うんです。
―― 会社組織も、お金で「ショートカット」できるものならと、そっちに走っている。
 本当は、大きな企業ほど、人材育成にお金と時間を使える余裕があるはずなんですが、実際には、大きな企業ほどそういうところを気にする人が減っている気がするのです。やはり根本的に面倒だと考えているのではないかと。

 要員として抱えていたり、教育を真面目に施していたりすると、その分会計上のコストが発生する。
 でも、ハケンだったりド素人みたいな新人をとりあえずアサインしておいて、生産性度外視してプロジェクトを進めておけば、「生産性の低さに起因するムダ」は会計上見えなくなる。
 景気が悪くなってきて今更「生産性、生産性」とか寝言を垂れるのはそういう理由。生産性を度外視してきたことのヤキが回ってきて、会計上見えなくなっていたダメージに今更うめき声を上げてるとか。

 つーか、経営陣とか、組織のヒエラルキーの上に行けば行くほど、ドMが多すぎだろ。
 ドMが撒き散らす弊害はいろいろあるけど、一番の弊害は周りも自分と同じドMだと思ってること。