今日のクリップ

技術伝承とか

切りっぱなしででいいんですか?い〜んです!(川平慈英)

 “切りっぱなし”にしていいんですか?:ITpro
 何だろうな〜、この絶望感と言うか何と言うか。
 言ってることは正論だし、別に文句付けたいわけじゃない。
 だけど、ブコメにも書いたとおり、この質問の背景には、間違いなく労使間の信頼関係というのがあって、それはあってしかるべきものだと言う信念がある。
 だけど、派遣労働契約って、どう考えたって労使間の相互不信を前提にしてる。
 ハケン叩き論、ハケンは自己責任論の背後にも、必ずこの労使間の相互不信という心理が影響する。
 ハケン問題でなかなか結論が出ない理由の一つには、この「労使間の信頼関係」「労使間の相互不信」の間で、どちらをより重視するかという問題意識が共有されてないことがあるんじゃないか。
 そう思った。

はてサヨの問題意識に苦言

 はてサヨって、企業の存続とかそういう部分のことを完全に捨象してこの問題を扱ってる印象がある(間違っていたらゴメン)。
 企業だって経営って問題があるし、そう考えるとハケンを使って雇用を流動化することのリスクをきちんとわかってない経営者には、百篇バカと罵倒を繰り返したって足りない。
 お前ら、本当に日本の製造業の行く末とか、企業の存続とか、そういう問題意識を持って意見述べてる?
 本来、保護しなきゃいけないのは、今日・明日の雇用じゃなくて、たとえば10年後の雇用だってこと、わかってるのか?
 お前らが、心の底から日本が嫌いだってことは、戦争責任とかそのあたりの問題の取り扱いから十分に理解しているよ。
 企業には、CSRといって社会的な使命や任務が課せられるのだ。CSRの観点があってこそ、はじめて安易なハケン切りは叩かれるに値する問題となる。
 なぜなら、CSRというフィルタを通すことによって、ハケン切りは叩かれるべきか否かを問われているからだ。

農業政策

 ずさんな農地行政が農業の自壊を招く:日経ビジネスオンライン
 農業の危機の咎めは、農水省や農協、農政族議員の利権意識そのものではなく、それらが招いた農業政策の迷走にこそ求められるべき、と言う話。
 さらには、一方で「オーガニック嗜好」などとしゃらくさいことを述べつつ、他方では豚舎の悪臭にクレームをつけるバカ消費者のあり方もまた問題ではないか、と問題提起をしている。
 さらには、農地が産廃の埋め立てに使われているという現状を指摘。これがまかり通っていては、農地の再生は半万年は遠のくだろう、ということ。

サラリーマン処世術としての武士道?

 【プロローグ】 リーダーとは「できる・できた人」である:日経ビジネスオンライン
 できる人(スキルの高い人)であることと、できた人(人望のある人)の両方が必要、と言う話。
 それが、人材育成とどう関係するのかはさっぱりわからないが、少なくとも「リーダー」という立場を維持するためには必要。
 但し、本当の意味で必要になってくるのは、「できる・できた人であること」ではなく、「できる・できた人であると周囲からの了解を取り付けること」だったりする。
 実際、「了解を取り付ける」だけで、組織はそれなりに動くものである。実際に動いているのはリーダー本人ではないわけだしね。