今日のクリップ、とおまけ

よく似た話

 これって、100BASE-T4を思い出したんだけど。

礼儀之国

 叩く叩かない以前に、とにかくこの記事に出てたエピソードがひどかった。

episode.1

 3月27日昼の12時20分頃、山東省青島市で60番の路線バスが錯埠嶺停留所に停車した時に、70歳くらいに見える足の不自由な老人がよろよろとバスに乗り込んだ。車内は混雑していたが、老人は懸命に内側に入り込み、やっとのことで優先席にたどり着いた。
 老人の目の前の優先席には20歳ほどの若い女性が座っていて外を眺めていた。この時、バスの運転手が「“老弱病残孕”(老人・虚弱者・病人・身体障害者・妊婦)に自発的に席を譲ってください」と車内放送を行ったが、この女性は放送が聞こえないのか、老人に席を譲る気配を全く示さず、知らん顔を決め込んでいた。

 こうした女性の態度に業を煮やした乗客の1人が女性に席を譲るように注意を促したが、意外にも女性はこれに反発して「車内に席がたくさんあるのになんで私に席を譲れって言うのよ」と怒鳴り返した。
 これを聞いた中年男性が女性に対して「おまえの座っている席は優先席だ。老人がおまえの横に立っているのだから席を譲るのは当たり前だろう」と言うと、女性はフンと顔をそむけて無視する態度に出た。
 これを見て怒り心頭に発した男性は、ポケットから100元(約1500円)紙幣を1枚取り出し、「席を譲れば、この100元はおまえにくれてやる。譲るか譲らないか、どうする、どうする」と言いながら、女性の顔を紙幣ではたいた。女性は怒って立ち上がり、男性と激しく言い争いを始めたが、この結果として席が空いたので、周囲の乗客は男性に対して一斉に喝采を送った。
 バスが次の停留所に到着すると、怒りで顔色を変えた女性は“全家死光”(皆さっさとくたばってしまえ)といった類の言葉をつぶやきながらバスを降り、中年男性はようやく空いた優先席に件の老人を座らせることができたのだった。

episode.2

 上海市に住む70歳の閔婆さんは4歳の孫を北京西路にある上海児童医院に連れて行った。孫は重症の気管支炎を患っているうえに肺気腫の症状もあって身体が弱く、医院で診察を受けてから点滴を行った。
 2人は午後4時半頃医院を出発して徒歩で南京西路にある路線バスの終点に至り、そこからバスに乗り込んだ。席が空いていたので、婆さんと孫は並んで座ったが、次の停留所に到着すると中年の夫婦が乗り込んで来て、2人の横に立つと、夫の方が婆さんに孫を膝に座らせて席を空けろと要求してきた。
 婆さんは男に「自分はもう70歳で、身体も不調で子供を抱いている力がないし、この子は病気で先ほど点滴を終えたばかりで、少し休ませないといけないから、席を空けることはできない」と説明した。
 ところが、男は「ダメだ、席を空けろ」と言いざま、うるさそうに手を振って婆さんに催促する始末。婆さんは「あと2停留所だから、我慢して」と男に訴えたが、男はますます怒り狂い、今にも殴りかかるような剣幕で怒鳴り始め、これを見た孫は恐怖で泣きだした。

 そうこうする内にバスは2人が降りる停留所に到着し、婆さんが孫を連れて降りようとすると男は両手で椅子の背を握って立ちふさがり、2人を椅子から立ち上がれなくした。婆さんが「降りるんだからどいてよ」と言っても聞く耳を持たない様子で、2人が身動きの取れない間にバスのドアは閉じられ、バスは動き出した。これを見て男はようやく椅子の背から両手を離したが、2人はもう降りられない。

礼儀云々

 中国というのは、儒教のふるさとである。儒教というのは、礼儀を重んじ、年上の人には敬意を払えと教えている*1
 そういう文化的な背景があって、なお老人に優しくない人々を目にしたことが、衝撃的ということなんだな(・ω・`)。
 「こんな人たちばかりじゃない!」なんて、良心的日本人から「反論」もあるかもしれないけど、それって会話がかみ合ってないって自覚あるのかな?(・ω・`)
 記事の中で明らかにされているのは、「老人を敬う」という儒教の基本的な考え方を共有していない人間が増えているぞ、ということなのだ。なにも、中国人全体がこういう考え方に染まっているとまでは、誰も言ってない(・ω・`)。*2

改憲派、再び

 ミサイルが飛んでくれば防衛の問題に『目覚め』たり、毒餃子が輸入されてくれば食品の安全に『目覚め』たり(・ω・`)。
 なにかニュースにならないと、無関心と言う名前の「現状維持」に流れやすい。
 護憲派改憲派を分析するに当たっては、こういう「現状維持」思考にメスを入れていかないと、大勢を見誤ると思ってたりする(・ω・`)。

どうでもいい話

ねとらぼ:漫画「もやしもん」最新話、ネットで無料公開 「減ページで金を払わせるのは忍びない」 - ITmedia News

 こんなご時世に景気がいいと見るべきか。
 それとも、他の漫画家はどうすんだよ、とでも言っておくべきか。

はてブのコメント欄に埋め込むリンクについて

 はてブのコメントに、他のブックマークのリンクを貼りたいとき、エントリーIDで指定すると字数が節約できることはわかっていた。
 だが、そのエントリIDをどうやって取得したものかとずっと考えていた。
 結論から言ってしまうと、ブックマーク画面上で右クリック、「ソースを表示」すると、LINKタグにモバイル用の該当ページへのリンクが設定されている。
 このモバイル用URLの末尾にある数字を、はてブの/entry/に続くhttp://〜の文字列と置き換えればよい。

というわけで

 今日のクリップリストのところにある埋め込みリンクは、ブクマのエントリーID指定でリンクを貼っておきましたとさ。

*1:王様であっても、老人に対しては敬意を払い、教えを請うときは自ら玉座を降りて老人に席を譲れとさえ言い切るくらい。

*2:じっさいのところ、改革開放経済と貧富の差の拡大のなかで、伝統的規範が急速に瓦解の方向に向かってるとか、拝金主義と自分本位な利己主義が蔓延してるとか、仮説としてだったらいくらだって言おうと思えば言える(・ω・`)。