今日のクリップ

メインフレーム

 特許や営業秘密など、ノウハウをオープンにできない問題があった(・ω・`)。
 それだけに、ノウハウが口伝、一子相伝頼みになっていて、時代が下るとともに技術が失われつつある(・ω・`)。

文化の断絶

メインフレーム系は基本的に一社でハードウェア、オペレーティングシステムミドルウェアを提供し、システムとします。これはメーカーに相談すれば、わからないことはない、という文化を育成してきました。非常に高価な投資であったこともあり、ビジネスとしてみてもメーカー側も期待に答えざるを得ない面がありました。

 オープン系システムのトラブルでは、デベロッパーがカーネルデバッグまですることはほとんどないと思う(・ω・`)。
 ぼくの経験はせいぜいAPIレベルを触っている程度なので、カーネルの話まで飛ぶと困ってしまうんだよね(・ω・`)。

333を入力、デルタムーバーに「変身!」をコールして、デルタギアにセット
  • http://www.arteceed.net/?p=1173
  • 乗り換えコスト
  • 2007年問題に代表されるように、初期のプログラムを設計、開発した人がほとんどいない。メインフレームシステムを移行しようとすると、その初期の設計からを完全に理解しないと、新しいアプリケーションを作るわけにはいかない。この莫大なコストをいまさら負担するだけの潤沢なキャッシュフローを持つ会社は少ないと思われる。
  • 技術の素直さ

また、大規模プロジェクトにおいてプログラムの品質をそろえようとすると、相当に技術レベルとしては低めになる。大規模開発の場合は、オブジェクト指向にすぐれた人材をかき集めてテストするより、そこそこの人間を集めたほうが確実という面がある。

 基本的にオルフェノクでなくても装着可能。手術も必要ない。

  • http://www.arteceed.net/?p=1173
  • ハードとソフトの密接なかかわり
  • オープン系の人は実感しないだろうが、メインフレームのI/O処理にはCPUがほとんど介在しないため、ターンアラウンドタイムが早い。しかも接続されているデバイスの数は数百なんてのは当たり前にある。
  • また、初期のMVSからESAに変わった時、チャネルの設計は大きく変更され、OSのI/O関係のルーチンも書き直された。このようにハードとソフトを一体で作ることで、堅牢なシステムを作るという目的に焦点をあてることができる。
  • 問題解決の確実さ
  • オープン系は、専門家の集まり、水平分業の典型である。プロセッサはintel,メモリーはkingstone,HDDはHDS,ネットワークカードはどことも知れない。OSはオープンソース、言語環境はJavaでIBM,ミドルウェアはWebSphere, データベースはOracle。開発にはEclipseを使いました、なんてのは珍しくもなんともない。これらはお互いが接続点で規約を守る、というルールに基づいてできている。しかし、必ずしもそのルールどおりにならないこともある。JVMの微妙な動きはIBMのバージョンによってもSun Microによっても違うなんてこともある。
  • 一方、メインフレームは基本が「純正」でできている。ハードウェアもOSもミドルウェアもすべて同じ会社が提供する垂直統合型である。そのため責任はきわめて明確である。問題を切り分けるところから、メインフレームベンダーに渡したって構わない。
  • サードパーティのハードウェアは、すべて純正のふりをしているから、動きも明確である。

 武装交換の柔軟性が、三本のベルトの中でもっとも小さいという性質*1
 一方、パワーのみに着目すると三本のベルトの中でもっとも高い値を示す*2

就職氷河期

episode1
  • http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200903310072.html
  • 「業績の急な落ち込みで大阪営業所を閉め、東京で働いてもらうことになった。どうするか考えて返事してください」。
  • 役員は「うちは業績を上げられない社員には厳しい。うつになって退社する人もいる」と自社の悪口を言いだす一方で、「内定取り消しはしない」と何度も強調した。
  • 「自分から辞退しろと言わんばかり。せこいし、汚い。一気に幻滅した」という。翌日から就職活動を再開し、卒業後の今月25日、どうにか金属メーカーで事務職の内定を取りつけた。

 内定辞退してもらいたいのだけど、会社から辞退を要求するといろいろ問題になるから、内定者の側から辞退してもらえるように悪知恵を働かすという話。

episode2
  • http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200903310072.html
  • 東京に本社のあるIT企業からプログラマーとして内定を得ていた大阪府内の別の私大の男子学生は、年明けに、グループ会社の居酒屋で店員として働くよう言われた。大学の就職担当者が「内定を得た企業とは別会社での勤務はおかしい。職種も違いすぎる」と抗議しても、企業側は「内定取り消しをしないだけでも評価してほしい」と答え、平行線に終わった。学生は数万円の在籍料を払えば大学に残れる特例措置を使い、就職留年することにした。

 新卒採用時の、就労条件がそうとう曖昧になっているせいだろうなぁ。
 就労条件をあいまいにしておくことで、どうとでも「人事異動」させることができるようになるから。

採用条件の変更は表に出づらく、企業にしたら内定取り消しより抵抗感が薄い。『隠れ内定取り消し』と言えるほど、意図的で悪質なケースも多い

裁判員制度

 もうなんかやだ。

渋谷駅前でビラを受け取った女子大生は「制度の中身を知る前に、着ぐるみの可愛さで賛成・反対を決めろと言われてるみたい」。

 この意見が一番まともとかどうなの。
 それと、珍しくアカヒが市民団体に冷たいのが気になった。ところで、このクリップについてはアカヒタグはつけてない。

*1:武装が自己完結している度合いが高い

*2:GUIを省くなど、TAT向上に最適化されている