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バリアフリーと行政、家族、社会の負うべき責任
あらまし
事件の概要としては、車いすを使っている少女が、健常者向けの中学校への入学を希望したが、学校側が養護学校への入学を勧めたということ。
ぼくとしては、一つとても心配なことがある(・ω・`)。
この一件で、一見少女の『味方』みたいなポジションに立ち、行政を批判している人たち。
ひょっとして、養護学校への入学が不利益になる、というか、はっきり言ってしまうと養護学校を差別してるんじゃねぇの?
少女や家族がもし、養護学校に対して拒否反応を示しているなら、そういう誤解を解くことにこそまず力を入れるべきではないのかね?
一方で、こんな話もある
- 車いす少女入学拒否について(元町民として)
- バリアフリーって概念ができてきたのがここ10年?くらい?古い建物だと根本的な改築になっちゃうんだろうな。誰が悪いという話じゃなく、お金のある東京基準で語っても無意味という典型的な例では。
- 介助人が二人必要なレベルの障碍者が不都合なく学べるやうにこの校舎を改装するには費用と期間がどのくらゐかかるのだらう。
- 下市中学校のリアルな構造について。自分の通っていた中学校もそういえば1階部分だけでは何もできない構造だったなあ。高齢者の出入りが多い施設なんかは後付でエレベータが付けられたりするけど……
- これを読むと「ない袖は振れない」地方自治体の事情もわかるような気がする。
喜んで
もうずいぶん昔の話ですが、私がある外資系企業の社長を務めていた頃に、面白い実験をしたことがあります。一室に20人くらいの管理職(部課長クラス)を集めて、次のような質問をしたのです。
あなたは、部下に対してどのくらい権限委譲していますか? 1点から10点で自己採点してください。
(1=全くしていない 10点=常にしている)この問いに対して、8割の部課長たちが自分は「6〜8点」だと答えました。中には9点をつけた人もいました。
そこで次に、隣の部屋に集めた彼らの部下に対してこう問うてみました。
隣の部屋にいるあなたの上司は、どの程度権限の委譲をしてくれていますか? 1点から10点で採点してください。
(1=全くしてくれない 10点=常にしてくれる)こちらの回答者は、なんと約8割が「3〜5点」! その後同じような実験を何回か行いましたが、結果はいつも同じでした。これは典型的なパーセプション・ギャップ(認識のズレ)の例です。つまり部下は、上司が任せていると思うほどには任されているとは思っていないということなのです。この落差は深くて大きい。と同時に、十分にチャレンジさせてもらっていない、という欲求不満を部下の心に生むという実害を生じさせます。
案外通じ合ってないと言う話。